先輩職員の声
事務局 総務課 田中裕也さん
平成26年に三重県厚生事業団の職員として採用していただき、現在までに様々な経験をさせていただきました。ご利用者様の生活を支える生活支援員、法人の会計・経理業務、管理課での総務業務など、どの部署でも初めて携わる業務は分からないことばかりで苦労しておりますが、その中で少しずつ知識も増え、自身の力になっていることにやりがいを感じています。
私の目指す職場は、今よりもさらに職員皆が専門性を高く持ち、お互い助け合いながらイキイキと働ける明るい職場です。そのような職場であれば必然的にご利用者様にとっても暖かみのある事業所になるのではないかと考えており、より良い職場作りを私の福祉職員としての目標に掲げ取り組みたいと考えております。
プライベートでは無双直伝英信流居合の稽古に汗を流しています。居合の稽古を継続して十数年が経過しましたが、まだまだ学ぶことが多く、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしています。
幕末の志士、高杉晋作は「おもしろきこともなき世をおもしろく」という言葉を残しています。仕事や趣味も楽しい事ばかりではありませんが、自ら志を掲げて今できることを楽しみながら地道に取り組んでいこうと思います。
センター 医療支援課 橋本年代さん
健康寿命を延ばすためには、適度な運動が必要で転倒予防が重要と言われています。自身の転倒予防のためエビデンスの明らかなことに取り組みたいと考え始めた50代の初め、太極拳にたどり着きました。太極拳は高齢者の転倒や、転倒のリスクを有意に減少することが報告されています。
仕事終わりの公民館活動に参加し、最初は大腿四頭筋を鍛えられればという気持ちで始めましたが、そのゆったりとした動きと深い呼吸により、リラックス効果も感じることが出来ました。太極拳をした翌日は、元気に仕事に取り組めている自分に気づきます。残業などで参加できなかった日は、逆にストレスを感じてしまいます。
仕事終わりの太極拳は、メンタルヘルスの改善にも役立っていることを実感しています。また、動きや呼吸法を訓練の中に取り入れてみたり、現場の仕事にも役立てています。
今は、太極拳の奥深さにはまり、検定試験に挑戦し、段位の取得に励んでいます。そして、60歳を迎えたのち、ねんりんピックの出場にチャレンジできるよう、これからも生涯スポーツとして取り組み続けていきたいと思っています。
センター 福祉支援課 池田かおりさん
支援部福祉支援課 池田かおりです。
情報訓練室で、職業指導員として、主にパソコンの指導を担当しています。
仕事で使用していた方から、入力が初めてといった方もいらっしゃる中で、日々の訓練では、利用者の方のレベルに応じた課題が提供できるように、いろいろな視点から考えた問題作成も行っています。
復職希望の方には、業務での内容を聞き、その内容に近い課題を作成したり、自己流で使用していたWordやExcelの便利な使用方法や様々な業務に活用できる関数などを盛り込んだ問題を作成し、今後につなげられるような支援を心がけています。
また、日本情報処理検定協会の検定を当センターでも受験できるように働きかけ、今では、年4回の受験機会を実現できるようになっています。毎年多くの方がWordやExcelを使用した検定や、PowerPointでのプレゼンテーション検定、ホームページ作成やAccessなどのデータベース検定を受験しています。
身近なところで、受験の機会があることで、モチベーションを上げるいい刺激にもなっている方も多く、年々上位級へ挑戦される方も増えています。
お休みの日には、子どもとパン教室やケーキ教室に毎月のように行って楽しんでいました。今は、コロナ禍でなかなか行けていませんが、そろそろ落ち着いてきたので、今年はまた楽しみたいと思っています。
いなば園 くすのき寮 加藤聡一郎さん
私は、くすのき寮で発達障害、知的障害といった特性を持つ児童を支援しています。日頃の業務の中で自分が心掛けていることは、「明るさ」と「楽しさ」です。
一般家庭と比較して、何かと制約の多い子供たちが、自分と接することで寮での日々を少しでも「面白い」と感じてくれればいいなと思っています。
児童と関わる仕事であれば勉強の課題を提供することになります。子供たちに「勉強しなさい」という大人に勉強をする姿勢がなければ、子供たちには何も伝わらないと思っています。自分は勤務の前後や、休日に社会保険労務士の受験勉強をしています。前回の試験では合格点まであと10点不足していたので、今年は合格できるように、1日3~5時間の学習時間を確保しています。
自分の特技を活かしたプライベートの過ごし方として、婚約者と一緒に、それぞれの学習した内容を原稿にまとめて、録音、編集した音源データをポッドキャストというインターネットラジオの形式で、AmazonMusic、ApplePodcast、GooglePodcastといったプラットフォームで「メタ認知の智層」という番組を月2回配信しています。
ちょうど配信を開始してから1年が経過しました。社会保障や情報IT分野に興味のある方はぜひご視聴ください。
いなば園 相談支援課 森本加奈子さん
私は相談支援課に所属しながら、伊賀市役所へ出向し、地域の方々が障害福祉サービスを利用するためのお手伝いをしています。限りある資源を駆使しながら各関係機関と協働し、多様な価値観を実際に肌で感じながら、地域で生活する上での課題解決に向けて相談支援業務に取り組んでいます。三重県厚生事業団で培ったアセスメント力を活かして一人ひとりと関わることで、安心してご相談いただいていると感じています。
三重県厚生事業団は年間休日が120日以上あり、それに加えて夏季休暇や年次有給休暇等の制度も充実していることから、ワークライフバランスが実現しやすい環境だと思います。職員の年齢層も幅広いことから、コロナ禍前は同期や同年代の職員と集まって食事会をして、それぞれの立場で抱える悩みを共有する機会もありました。休日に友人と食事をしたり、観光地を訪れたりして「また明日から頑張ろう!」と元気をチャージして、自分の機嫌を自分でとるようにしています。プライベートを目一杯楽しむことで、仕事へのモチベーションがアップし、パフォーマンスの向上に繋がると思っています。
いなば園 すぎのき寮 吉田健一さん
厚生事業団に入職してかれこれ28年が経とうとしております。入職して直ぐに、仕事以外で共通する事を始めたいと思っていたところ、パラスポーツに出会いました。施設職員として従事している傍ら、重度の障がいをお持ちの利用者様にスポーツの機会を設けられないかと考えている中、「いつでも、どこでも、だれもが」をモチーフとした障がい者フライングディスクがあることを知り、早速公認指導員の資格を取得、翌年には、県内に協会を立ち上げ、日々障がい者フライングディスクの普及啓発に努めさせていただきました。
それから18年が経ち、2021年には待望の全国障害者スポーツ大会三重とこわか大会を迎えることとなり、正式種目として採用されている障がい者フライングディスクの競技運営を任されることとなりました。
数年間、大会の成功だけを考え準備を行って参りましたが、新型コロナ流行の影響から大会は中止、非常に大きな挫折を経験しました。
2022年となり3大会ぶりとなる全国障害者スポーツ大会一期一会とちぎ大会の開催が決定、開催県である栃木県から大会運営の依頼を受け、お手伝いをさせていただき、全国から選考された選手をお迎えし、一役を担うことができました。
また同年、団体表彰として、文部科学大臣賞を受賞、この上ない名誉を賜りました。
様々な経験させていただき、今後も初心を大切にしてパラスポーツを通じて、三重県いなば園を利用されている利用者様はもちろんのこと、県下、全国のパラアスリートへ一助となればと、邁進して参りたいと思います。
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社会福祉法人三重県厚生事業団
法人本部受付時間/平日8:30~17:00
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社会福祉法人三重県厚生事業団
三重県身体障害者総合福祉センター受付時間/平日8:30~17:00
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三重県いなば園受付時間/平日8:30~17:00
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