私たちは、障がいのある方々に対する社会的な理解を深め、支援が必要な人々が自立した生活を送れるよう、全力を尽くして参ります。令和６年度事業計画に基づき、障がい福祉サービスの質の向上、人材育成、そして地域社会との連携強化等を進めていきます。特に、障がいのある方々が自分らしい生活を実現するためには、意思決定の支援や権利擁護が重要です。これらを支える専門性の高い人材育成に注力し、権利侵害などが起こらない、質の高い「良い支援」を提供します。
また、令和６年に起きた能登半島地震で多くの方が被害を受けました。この地震で困っている人たちを助けるのも、私たちの大切な仕事の一つです。そのため、私たちの組織からは3人のスタッフが現地に赴き、直接支援活動を行いました。これからも、被災した施設や事業所だけでなく、地域全体が元気を取り戻せるよう、私たちはできる限りのことをしていきます。

さらに、障がい者福祉の理解促進に向けた啓発活動も積極的に行います。地域の教育機関との交流会等のプロジェクトを通じて、次世代に障がい者福祉の大切さを伝えることは、社会全体の意識改革に繋がります。こうした活動を通じて、障がいのある方々が地域社会でより良く生きるための環境づくりに努めて参ります。
この責任ある立場を通じて、私は学び成長していく所存です。職員の皆様、利用者様、ご家族様、そして地域の皆様と一緒に、いなば園がより良い未来へと歩み続けられるよう、全力を尽くして参ります。引き続き、温かいご支援とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

令和6年4月1日

三重県いなば園
園長　鈴木　真